久々の競馬場です。JRAの競馬場に行くのは今年初めてです。
JRAの馬券を購入するのも今年初めてです。
皐月賞前日。本日のメインは第10回中山グランドジャンプです。
このレース3連覇していたカラジが故障、引退となったのは残念。昨年のレースぶりをみたら、今年も…と思っていただけに残念でした。
そして外国馬2頭を含めて頭数も10頭と少なかったのですが、上位の馬たちがどんなレースを見せてくれるのか、楽しみな1戦でした。
1番人気は障害転向後3連勝中のエイシンニーザン(牡6、坂口正則厩舎)。飛越の上手さ、ダービーにも出走した平地の脚、前走の阪神SJで重賞5勝のコウエイトライを寄せ付けない勝ちっぷりから、中山大障害馬2頭を差し置いて1番人気。障害界の新星との期待が込められているのか。母系もスタミナ豊富。しかし、中山コース経験がなく、バンケット、大竹柵、大土塁と大障害コースを克服できるのか、そして距離も、63.5キロも初体験。中山実績のある馬が優位なだけに、そのあたりが不安要素でもあった。鞍上は白浜雄造騎手。
2番人気は昨年の中山大障害を制したメルシーエイタイム(牡6、武宏平厩舎)。暮れの大障害、春のグランドジャンプの常連で、中山実績もあり、安定感がある。平場を叩いてのJGIは昨年の大障害と同じ。鞍上は横山義行騎手。
3番人気は2006年の中山大障害馬マルカラスカル(牡6、増本豊厩舎)。2007年の大障害はメルシーエイタイムの3着。中山実績もあり、障害入り後は全レースで複勝圏内に入っていますが、今回は休み明けでマイナス22キロというのが気になる材料。鞍上西谷誠騎手は、エイシンニーザンの主戦でもありましたが、ラスカルを選択。西谷騎手がこちらを選んだからラスカルのほうが上との声も聞かれましたが、やはり旧瀬戸口厩舎つながりで、こちらを優先したのではないだろうか。
4番人気はフランスのアラームコール(せん8、J.オルテ厩舎)。現在3連勝中。ピュー騎手は14年連続リーディングというフランスを代表する障害ジョッキー。ただ、これまで来日した外国馬に比べると、やはりスケール的に微妙。馬体重も400キロとマラソンレースには強そうですが、大障害コースを克服できるかは不安。
5番人気はテイエムエース(牡5、鹿戸明厩舎)。現在2連勝中で、穴人気していますが、マイナス16キロはどうか。テイエムオペラオー産駒。
6番人気はアメリカのグライディング(せん8、D.フォウト厩舎)。今回来日した外国馬ではアラームコールのほうが上と見られていますが、穴の要素はありそう。しかしこちらも430キロと日本の有力馬に比べると馬体が細い印象。
レースはフォレストダンスが先手を奪うも、マルカラスカルのペース。途中から先頭を奪い、マイナス22キロなど関係なくマルカラスカルの圧勝。2着はメルシーエイタイム。3着はテイエムエースが追い込んできましたが、メルシーを捉えきれず。エイシンニーザンは、やはり初の中山コースが影響したか、大差で5着。(オートゼウスが途中落馬)。
レース後は西谷騎手と瀬戸口元調教師が並んでいるところがターフビジョンにも写されました。2006年の中山大障害をマルカラスカルで制したときは、瀬戸口師定年を控えての涙のインタビューでしたが、今回はラスカルの馬体を心配してか、落ち着いた印象。あの時の勝利以降、障害で大活躍の西谷誠騎手に、多くの声援が送られていました。
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